日本建築家協会『 優秀建築選 』に選ばれました
和歌山県橋本市高野口に、 「やすらぎの郷」を創りました。
植栽に囲まれた敷地にベンチを据え、正面には水盤があります。大きくカーブしたスクリーンの間から、水が勢いよく飛び出し波紋を描きます。
水盤の縁にそっと腰をおろし、水音と波紋を追ってみる・・・。波紋は幾重もの円を描き、浮かんだ木の葉は流れにのって、ゆっくり動いています。ここでは、そんなゆったりとした時が流れています。
ブリッジを渡ると、光に満ちた緑の中庭がやさしく患者さんを迎えます。内装は木を用い、落ち着いたインテリアを追求しました。
建築家として、「病んだ人に安らぎの空間を提供したい」そんな思いでこの建築を創りました。